Sunday, November 24, 2024

-惑星Cを行く[C: cancer、癌]-

新たにヨーロッパ中を駆け巡る

写真提供者:ゲッティイメージズ

ほんの数時間のためだけに、今日僕はロンドンに戻っている。僕はBBCの朝のインタビューで、僕の自叙伝 "Le Freak"を宣伝するのだ。僕がほんの数時間だけここにいるのは、ドイツのドルトムントで行われる、プロムの今夜のステージに戻るからだ。

僕はここロンドンで約1ヶ月前、僕の自叙伝の宣伝インタビューを受けていた。そして、僕がまた新たにヨーロッパ中を駆け巡る前に、今日君たちとそれを分かち合いたいと思う。

BBCアウトルック

伝説的なミュージシャン/プロデューサー、ナイル・ロジャース

彼は70年代のディスコバンドChicの共同創設者で、デヴィッド・ボウイ、マドンナ、ダイアナ・ロスのようなスターたちとコラボレートしてきた。

彼はマシューに、彼がヘロイン依存症患者を親に持つ子供だった頃から音楽界の頂点に至るまでの軌跡と、彼自身のドラッグ依存症との戦いを語る。

今彼は、彼の最も有名な曲の一つからタイトルをとった、Le Freakという彼の類稀な人生についての本を書いている。

BBCからのダウンロードは »ここから»

Le Freak:
An Upside Down Story of Family, Disco, and Destiny
Written by Nile Rodgers

Category: Biography & Autobiography - Personal Memoirs; Biography & Autobiography - Composers & Musicians; Music - Popular
Format: eBook, 336 pages
On Sale: October 2011
Price: $ 12.99
ISBN: 978-0-679-64403-3 (0-679-64403-2)

Available as a hardcover and eBook.

You will hear a Nile Rodgers song today. It will make you happy.

Today's pop music—genre-crossing, gender-bending, racially mixed, visually stylish, and dominated by dance music with global appeal—is the world that Nile Rodgers created. In the 1970s and 1980s, he wrote and produced the songs that defined that era and everything that came after: "Le Freak," "Good Times," "We Are Family," "Like a Virgin," "Modern Love," "I'm Coming Out," "The Reflex," "Rapper's Delight." Aside from his own band, Chic, he worked with everyone from Diana Ross and Madonna to David Bowie and Duran Duran (not to mention Mick Jagger, Debbie Harry, Bob Dylan, Eric Clapton, Michael Jackson, Prince, Rod Stewart, Robert Plant, Depeche Mode, Paul Simon, Peter Gabriel, Grace Jones, Bryan Ferry, INXS, and the B-52's), transforming their music, selling millions of records, and redefining what a pop song could be.

Read more about order the memoir here:
"Le Freak: An Upside Down Story of Family, Disco, and Destiny"

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Written by Nile Rodgers

Today's Quick Look Back

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今日のちょっとした振り返り

ステージ上にてアシュフォードとシンプソンと一緒にいた時のちょっとした振り返り

僕は、人生というこの贈り物にいつも感謝している。でも、時々僕はそれを当たり前の事のように思ってしまう事がある。僕は何度もドラッグのオーバードーズで臨床的に死にかけたが、医師がいつも僕を連れ戻してくれた。

約1年前、僕は癌に襲われた。僕は僕の毎日の人生を書き始めた。何故なら、僕はそれを今は(前にも増して)更に感謝しているから。

僕は過去に生きたくない。だが、そこは訪ねるには良い場所だ。僕のモットーは、”振り返れ、でも凝視するな!”だ。これはただの、今日のちょっとした振り返りだ。

僕の前のパートナー、バーナード・エドワーズの東京での死から15周年のちょっとした振り返り

ナードと僕のちょっとした振り返り-パワーステーション・スタジオにて

僕とエリック・クラプトンのちょっとした振り返り

リハーサルでのエルヴィス・コステロのちょっとした振り返り

僕とウィル・アイ・アムのちょっとした振り返り

僕とエルトン・ジョンが何曲か弾こうとしているところのちょっとした振り返り

僕とレニー・クラヴィッツのちょっとした振り返り-僕らのロンドンでのギグの舞台裏で

僕とデヴィッド・ボウイのちょっとした振り返り

初期のCHIC Organizationフルメンバーのちょっとした振り返り

Le Freak:
An Upside Down Story of Family, Disco, and Destiny
Written by Nile Rodgers

Available as a hardcover and eBook.

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Stage Right

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ステージ右側

右側からの The King's Speech (邦題:英国王のスピーチ)

今日僕は我々のショーの多くをステージ右側から見た。全体的にショーのテーマは映画音楽への敬意を表したものだ。僕のお気に入りの一つはオーケストラがベートーヴェンの交響曲第7番第2楽章のシーケンスを演奏する時だ。これは映画 The King's Speech (邦題:英国王のスピーチ)の中で使われた音楽だ。それは深く映画の中を流れ、そして僕のいたステージ右側の待機場所にも深く流れた。※日本語と英語では舞台の左右は視座が逆で、舞台側から見た stage right は「向かって左側」の事。ナイルはこの夜のショーを、冒頭の写真からわかる様に舞台下手（しもて）側の溜まり（舞台袖の出演者待機場所）から鑑賞している。

僕はDiv4sとシールの写真をステージ右側に行く途中でさっと撮った

何人かのオーケストラのメンバーがステージに向かう

ベートーヴェン第7番を弾く直前の僕らの弦楽奏者の一人

ビデオ: The King's Speech (邦題:英国王のスピーチ) 2010年/ベートーヴェン交響曲第7番第2楽章のシーケンス

Le Freak:
An Upside Down Story of Family, Disco, and Destiny
Written by Nile Rodgers

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Through Linday's Eyes

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リンジーの目を通した

リンジーの目を通した鏡の中のアリソン・モイエ

アリソン・モイエの幼なじみがこのツアーの行程を僕らと共にしている。彼女は写真家だ。彼女の名前はリンジー・マグズ、そして、これはリンジーの目を通したツアーの模様だ。

リンジーの目を通したベルリンでのアリソン・モイエ

リンジーの目を通したミュンヘンでのシール

リンジーの目を通したアイーダ・プロム・オーケストラ

リンジーの目を通したマンハイムでのジョン・マイルズ

リンジーの目を通したベルリンの楽屋

リンジーの目を通したシュトゥットガルトでのCHICのキンバリー・デイヴィス

リンジーの目を通したシュトゥットガルトでの僕

リンジーの目を通したマンハイムでのアリソン・モイエ

リンジーの目を通した僕

全ての写真はリンジー・マグズによるもの

promstycoonの目を通したCHICの "Good Times" (Good Times: 2'40"-3'47"、Le Freak: 5'00"-5'41")

Le Freak:
An Upside Down Story of Family, Disco, and Destiny
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Let It Be

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あるがままに

バーナード・エドワーズとナイル・ロジャース-C'est CHICの内袋

今週はジョン・レノンの死の31周年記念だ。”レット・イット・ビー”はレノン/マッカートニーとクレジットでされており、それは彼らの、その名義による最後の曲だった。僕のバーナード・エドワーズとのパートナーシップはとてもそれに似ていて、僕らは常に共作をしている訳ではなかったが、僕らもCHIC Organization LTD時代は同様にいつも共作とクレジットしていた。

この一年の僕の人生は、僕に自分の人生、-そして僕の前のパートナーの人生- の違った見方をさせるものとなった。今日僕がこのブログに書いているように、僕は両者のデジャヴを経験した。僕はこれがこのビデオを再び投稿する為のメッセージだと信じている。それは僕の人生とバーナードの日本での死に焦点を当てた、WOWOWの為にBr@inが制作したTVスペシャルだ。僕は何故プロデューサーがこのレノン/マッカートニーの曲を選んだのか判らないが、何かとても力強いものが ”レット・イット・ビー - あるがままに” のメッセージの中にある。

WOWOW TV JAPAN
Documentary: Nile Rodgers
Duration: 43:45
Format: NTSC 16:9

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An Upside Down Story of Family, Disco, and Destiny
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Sights From the Bus

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バスからの眺め

本当に昔々の伝統的スタイルを感じる、バスの中のアリソン・モイエと僕

今日は本当に昔々の伝統的スタイルみたいな感じのギグの初日だ。今晩、僕らは(シュトゥットガルトで)演奏した後、ミュンヘンへすぐに向かった。今日は僕が(訪問地を)バスから眺めをただ見るだけとなる唯一の日だ。

コンコルド超音速機2機

ホテルの前の、街路劇場の人形使い達。

僕らはショーの直後に会場を後にしてバスに飛び乗った。

バスの中での昔のCHIC -ヨーロッパにて

CHIC "CHIC Cheer! (邦題: 陽気な仲間)"

Le Freak:
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Classy With "Savoir-Faire"

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洒落た "臨機応変なかけひき"

Classy With "Savoir-Faire"

僕はギターを弾くことに対し、新たな感謝をしている。約1年前、僕が極めて進行性の強い型の前立腺癌と診断されてすぐ、僕にはまた手の力を失う原因となった神経学的出来事があった。僕の右手はかつてのようではないものの、良くなってきている。

来年僕はCHIC Organizationの結成以来最多となるライブ予定を立てている。僕は今までに得た、最も完成している音楽的経験を持ちたいと思う。僕らは他のビッグヒットと共に時間制限の為普段僕らが演奏しない、さらに優美でシック(CHIC)な構成のメドレーを含むレパートリーを演奏するつもりだ。

僕は音楽の華やかなショー -洒落た”臨機応変なかけひき”- を僕らの世界の聴衆に来年届けるよう取り組んでいる。

”愛のかけひき” をちょっとばかり弾く

チャーリー・クリスチャンのギター -僕が今まで弾いた中で最も高価なギター- で”愛のかけひき”のイントロを弾く(*ブルーノート東京の楽屋にて!)

CHIC "Savoir-Faire (邦題「愛のかけひき」)"

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So Fine

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とても素敵

"So Fine"(邦題「恋のジーンズ大作戦/巨人の女に手を出すな」)の映画ポスター

昨夜、僕はベルリンでレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ベルリンで撮影していた映画” Cloud Atlas”からの、トム・ハンクス、ラナ・ウォシャウスキー、デイヴィッド・ミッチェル他の仲間たちと素晴らしい集まりを持った。RHCPのコンサートはとても素敵だった。

今日、僕が一緒のツアーはドイツ、マンハイムに向かった。バスに乗っている間、アリソン・モイエは僕に、”余り知られていないあなたの曲を集めて、演奏するって考えた事ある？”と訊いた。僕は彼女に言った。”いいね、やりたいね。”

僕はふるえるようにシック(CHIC)な曲をライアン・オニールが主演した”So Fine”という映画に書いた。僕は、その映画がとてもセクシーで人目を引くと思っていた。何故なら、それはおしりが透明なビニールを通して見えるようになっているジーンズを作る会社についてのものだったからだ。その映画はセクシーではなく、僕らはその曲を提供しなかったが、ギターソロのメドレーの一部として、来年演奏したいと思う。僕は、それはとても素敵だと思う。

僕、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのアンソニー・キーディスとフリー

“Cloud Atlas”から、ラナ・ウォシャウスキーとデイヴィッド・ミッチェル

アリソン・モイエ、CHIC、シール、Div4s & NOTPオーケストラ-ドイツ・ツアーにて

ベルリンでのRHCPのギグが始まる直前のフリー、僕そしてトム・ハンクス

メドレーに展開するつもりのギターソロ

ライアン・オニールが主演した”So Fine”という映画の為に僕が書いた、ふるえるようにシック(CHIC)な曲

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The Funny Thing to Do

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そうするのは奇妙なこと

僕はベッドから出て僕の(部屋の)窓の外をつたう藤の写真を撮ろうとカメラを手にした。

今日、僕はドイツ、ベルリンのアドロンホテルのベッドからの眺めにうっとりしていた。僕は起きてその写真を撮ろうとカメラを手にした。僕は下の中庭でこだまする力強い会話に気づかず、つたう藤にとても魅了された。

何枚かの写真を撮った後、僕は何かを見つめている人間は僕一人ではない、という奇妙な感覚をもち始めた（自分への視線を感じた）。僕は左側を見つめ、セミナーらしき一団を見た。

僕の瞳は何人かの人々が集まっているのを捉え、そして僕は自分が全くの裸である事に思い至った。これは珍しいことではない。なぜなら、僕は独りでいる時、着衣していない方がより快適だと感じるからだ。何が珍しかったかというと、その縦長のホテルの窓のせいで、僕は他人である彼らに完全に自分の裸を晒していたことだ。

僕は微笑み、肩をすくめて彼らの写真を撮った。僕がひけらかそうとしていなかった事は明白だし、僕は余りにショックだったので姿を現したくなかった。この場合にそうするのは奇妙なことのように思えたのだ。

アドロンホテルでの僕のベッドからの眺め

僕はこの隣にセミナーで集う人々の写真を撮った

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Simply Beautiful

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ただただ、美しい

ホテルアドロン

僕は、ホテルアドロンが、沢山の素晴らしい事のために有名であるという事を知っている。勿論、マイケル・ジャクソンが彼の赤ん坊を窓の外にぶら下げ、ひどく興奮したドイツのファンが彼に声援を送った事を皆覚えているだろう。僕が今朝早く風呂に滑りこんだ時、一つの考えに圧倒された。このホテルは、ただただ、美しい、と。

マイケル・ジャクソンが彼の赤ん坊を窓の外にぶら下げた事を皆覚えているだろう。