Sunday, November 24, 2024

There "Is" Life After Death

November 17, 2014


ディスコ最低! 1979年7月12日、「Disco Demolition Night(ディスコ排斥の夜)」開催

79年の夏、ディスコ・サックス(「ディスコは最低」という動き)が僕のバンドCHICを殺した。でも僕等の曲「グッド・タイムズ」はDisco Demolitionという嵐の様なイヴェント(彼等はそこで他のファンクやダンス音楽と一緒に僕等のレコードをダイナマイトで爆破した)のあったこの時期にもナンバー1に輝いたんだ。

「グッド・タイムズ」は複数のチャートのトップを射止めて様々な音楽にかなりの影響を与えたけれど、その曲を書き演奏したバンドはその後ヒットに恵まれなかったんだ、CHIC名義ではね。

音楽への愛情だけが僕等の原動力だった。僕等が欲していた全て、それは、派閥根性(主義)はあるにせよ、ポップ音楽の世界の一員でいる事だった。それは基本的には全てロックンロール - 声を出せない者に声を、無力な者に力を与えてくれる音楽 - なんだ。

ロックンロールというのは考え方 - なんでも叶うと夢見るアーティストの集合体なんだよ。

七十年代の終わりに、あらゆる種類のネガティヴィズム(反抗運動)が成長を始めた。それらはおそらくアンダーグランドな運動の大いなる勝利の誇示に対する反発として起こった:ウィメンズ・リブ(女性解放運動)、人種平等、反戦、ゲイの権利等の成功に対する形でね。(でも)それらがみんな一緒になっていた(盛り上がれた)場の一つがディスコ(ティーク)だったんだ。

(それぞれの)極右・極左といった面々が、スタジオ54・・・そして国中のスタジオ54に憧れたディスコで肘と肘をぶつけながら踊っていたよ。僕等は本当に良い時を過ごしたし、人として本当に御互いが好きだった。僕等はお互いの政治や宗教、性的な価値観の違いに敬意を持って接していたんだ。

我々の国 - いや敢えて我々の世界と言おう - はこんにち、とても異なっている。僕が子供の頃はみんなでわいわいやったものさ、何故って僕等は一緒(ひとつ)だったからね。

それから何年も経ち、僕の人生の中の数多くの素晴らしいものごとが失わてしまった。(でも)失うということは「人生」という名の素晴らしい贈りもののまさに一部なんだ。

ディスコ・サックスの後、僕は自分のバンドを失っただけでなく、多くのバンド・メイトも失ったよ・・・。それから僕等が長年録音作業をしていたスタジオが売られた時は、僕等の録音テープも物理的に失われて(行方不明になって)しまったんだ。これは死ぬよりも辛い事だったね。その音楽は(CHICという)ダンス・バンドが存在し、ディスコ・サックスの前にも後にも、その場所で彼等の芸術が向上していた事の証明だったのだから。

2010年の6月20日、僕が永遠に失ったと思っていたマスター・テープで一杯になった何箱もの荷物が僕の家に届いたよ。僕はオリジナルのCHICをもう一度生き返らせるチャンスを得たと感じたね。数ヶ月後に僕はひどい癌にかかり、僕は言ったよ、「死ぬ前に、僕はCHICが二度と失われない(忘れられない)様にばっちり音楽したい」とね。

それからの四年、僕はそれ以前のどの時期よりも数多くのコンサートをし、レコーディングをしてきたよ。僕は現在、癌を根治していて、失われていたCHICのテープに手をつけているんだ。アナログのマルチ・トラック、2トラック、カセットそして手書きの楽譜や歌詞を含んでいるよ。

三十五年前、オリジナルのCHICオーガナイゼイションは商業的にも精神的にも死を迎えた。現在生き長らえているオリジナル・メンバーが、僕の現在のバンド・メイトと一緒に、残っていた数少ないCHICオーガナイゼイションのアウトテイクの一つにヴォーカルを追加録音したんだ。セッションはパーフェクトだった。

その曲は最初のCHICのアルバム(邦題『ダンス・ダンス・ダンス』)のレコーディング・セッションのもので、当時参加していたルーサー・ヴァンドロスも含めてみんなが揃っている。そのセッションをした部屋には僕が長い間に感じてきたよりも多くの愛があったよ。

きっとそれは、死後にも人生がある(There "Is" Life After Death)という事なんだろうね?

 


CHIC「グッド・タイムズ」のシングル


ダイアーナ・ロス『アップサイド・ダウン』のシングル


ザ・パワー・ステイョン


2トラックのステレオ・アナログ・CHICテープ - 2010年6月20日に我が家に届いた荷物の一部


ロックンロールというのは考え方 - なんでも叶うと夢見るアーティストの集合体だ - こちらは僕が手掛けたデイヴィッド・ボウイーのセッションのとき


この四年、僕はそれ以前のどの時期よりも数多くのコンサートをし、レコーディングをしてきた


死ぬ前に、僕はCHICが二度と失われない様にばっちり音楽したい


僕とプリンス - 今まで以上にライヴをこなす - ニュー・オーリーンズで


僕、ジミー・ネイプス、ディスクロージャーそしてサム・スミス - 今まで以上にレコーディングをこなす - ロンドンで


最後の生き残ったオリジナル・メンバー達、現在のバンド・メイト達と一緒に


アダム・ランバート、僕、アヴィーチー - 今まで以上にレコーディングをこなす - ザ・ハンプトンズで


オリジナルCHICの最後の生き残り達、現在のバンド・メイト達と一緒に


Cをくれ、それからH、I、C(訳註:手で文字を作っている)その部屋には長い間に感じてきたよりも多くの愛があった


今まで以上にショウに出る - Christine and the Queensと - パリで